真夏の渋滞でジャケット内がサウナ状態……冬の早朝ツーリングは体幹がキンキン……。
そんな私が注目したのが「ペルチェベスト」。しかし現在私が愛用しているコミネkk-913は在庫切れ。
そこで今回はコミネkk-913の代替品として使えそうな商品をご紹介します。こんにちは。バイクLove2です。
「夏冬兼用」か「真夏特化」か?
代替候補として浮上したのが、オールシーズン対応のペルチェベスト MCPW03FSETと、冷却特化のペルチェベスト TK-CVT22Gだ。まずは違いをざっくり表で確認してほしい。
(※私はコミネkk-913ユーザーで、今回の2モデルは実機未体験。各種公式情報と口コミを元に比較しています。誇大表現にならないよう注意していますが、ご購入は自己判断でお願いします)
項目 | MCPW03FSET | TK-CVT22G |
---|---|---|
冷却/加熱 | 冷4段+加熱2段[1] | 冷却のみ2段(強・弱)[2] |
デバイス構成 | ペルチェ3基(背中上+脇2)[1] | 大型ペルチェ1基+ファン[3] |
温度差 | -23 ℃/+38 ℃[1] | -15 ℃[2] |
重量 | 約440 g(ベスト190 g+デバイス250 g)[1] | 約660 g[3] |
価格目安 | 17,800 円(クーポンで14,240 円)[4] | 16,800 円[2] |
バイク適性 | 夏冬両方◎・軽量 | 真夏◎・重量注意 |
ペルチェベスト MCPW03FSETとTK-CVT22Gの違いを深掘りレビュー
冷却方式の違い
MCPW03FSETはペルチェ素子のみを3カ所に分散配置。背面だけでなく左右脇も冷やすため、ジャケット内の空気層全体がヒンヤリしやすい。一方TK-CVT22Gは背中中央に8.5 cmプレート+大型ファン。プレートがダイレクトに肌を冷やし、ファンの気化熱でさらに体感温度を下げる仕組みだ。
加熱機能の有無
冬にも乗るライダーならMCPW03FSETの+38 ℃ヒーターモードは大きなメリット。冬用電熱グローブとの併用も考えると、バッテリー一本化できる点が地味に便利。
重量とフィット感
TK-CVT22Gはプレートとファンを一体化した分だけ重い。プロテクター入りジャケットの下に仕込むと肩周りのずっしり感が出やすい。MCPW03FSETはベスト190 gと超軽量で、走行中の身体の動きを妨げにくい。
稼働時間
公称値ではMCPW03FSETが弱モード6 h/加熱13 h、TK-CVT22Gが弱モード5.5 h。実質的な差は少ないが、MCPW03FSETは間欠制御でバッテリーを節約できる。
防水・排熱安全設計
TK-CVT22GはIPX3相当の耐水性能とクールセーフティ機能付き。突然の雨でも安心だが、排熱ファンが止まると電源カットされるため真夏の渋滞では注意も必要。MCPW03FSETは防水ではないが、ペルチェが分散している分、椅子にもたれた際の排熱こもりは少ない印象だ。
チェックポイント | 私の注目度 | 理由 |
---|---|---|
夏の冷却力 | TK-CVT22G ◎ MCPW03FSET 〇 | 肌直冷感とファンの気化熱は強力[3] |
冬の保温 | MCPW03FSET ◎ TK-CVT22G × | ヒーターモードあり[1] |
重量/取り回し | MCPW03FSET ◎ TK-CVT22G △ | 約440 g vs 660 g |
価格 | ほぼ同等 | 実勢1.4~1.7 万円 |
MCPW03FSETの口コミまとめ
「電源入れてすぐ背中がキーンと冷える。冬はヒーターモードでカイロ不要」
悪い口コミ
‐ 真夏の直射日光下では“部分冷え”で物足りない
‐ モバイルバッテリーが別売でコスト増
ファン付きジャケットと併用すれば体感はかなり改善するでしょう。バッテリーは手持ちの10,000 mAhでOK。
良い口コミ
・軽くて動きやすい
・保冷剤ポケットでさらに冷える
・ヒーターモードが便利で冬用電熱インナーが減らせた
・3Dメッシュで蒸れにくい
・XS~3Lのフリーサイズで体型を選ばない
TK-CVT22Gの口コミまとめ
「背中がキンッと冷えて空調服より効く。ツーリング時の信号待ちで助かる」
悪い口コミ
‐ 660 gは走行中にずっしり感じる
‐ 洗濯時のユニット脱着が面倒
重量はベルト調整で密着させると揺れが減少。外付けユニットはシーズンオフに一度外せばOK。
良い口コミ
・本当に3秒で冷える
・ファン音が静かで走行中は気にならない
・IPX3で急な雨に安心
・フリーサイズで家族と共有可
・バッテリー交換で夏の終日運用も可能
・価格がペルチェ系では手頃
バイクLove2の結論
私のように「夏も冬も走るライダー」なら、軽量で加熱機能付きのMCPW03FSETがトータルバランス◎。冬の早朝にヒーターモードが使えるだけで装備を一枚減らせるのは大きい。
ただし「真夏の冷却力こそ最優先」「冬は電熱インナーで十分」という人にはTK-CVT22Gの肌直冷感が刺さるはず。特に通勤距離が短く、3~4 hの冷却で足りるユーザーにはベストマッチ。
残念ながら私がおすすめしたいコミネkk-913は在庫枯渇中。今買える選択肢として、
・オールシーズン派 → MCPW03FSET
・真夏特化派 → TK-CVT22G
という住み分けが現実的。私自身は冬の峠にも行くのでMCPW03FSETに傾いているが(コミネkk-913を持っていますし)、来季の気温次第でTK-CVT22Gを追加導入する可能性もある。要は自分の走行スタイルと季節の優先度で選ぶのがベストだ。
まとめ
今回比較した2機種はどちらもコミネkk-913の“次の一手”になり得る実力派だった。
・MCPW03FSETは軽量+夏冬兼用でロングツーリング向き
・TK-CVT22Gは肌直冷感-15 ℃で真夏通勤に最適
・どちらも1.5 万円前後で入手可能、汎用バッテリーが使える
まずは「自分が一番ツラいシーンが夏か冬か」をハッキリさせ、その解決に直結するモデルを選ぼう。バイクは快適が一番、安全運転で楽しいバイクライフを!
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