こんにちは、バイクLove2です。愛知県でバイクライフを楽しんでいる私ですが、最近多くの方から「JESIMAIKのインカムってどうなの?」という質問をいただくようになりました。
正直に言うと、私もつい最近まで大手メーカーのインカム一筋だったんです。でも、実際にJESIMAIK製品を使ってみて、その進化ぶりに驚かされました。今回は、コストパフォーマンスに優れたJESIMAIKのインカムについて、徹底的にレビューしていきます。
JESIMAIKって信頼できるメーカーなの?
まず気になるのが、「JESIMAIKって聞いたことないけど、大丈夫なの?」という点ですよね。
JESIMAIKは中国を拠点とするメーカーですが、近年の技術革新により高性能で低価格な製品を次々と市場に投入しています。実際、Amazonのバイク用インカム部門で1位を獲得するなど、ライダーたちの間で着実に評価を高めています。
私が特に注目したのは、技適マーク取得済みという点です。これは日本の電波法に適合していることを示す証明で、安心して使える重要なポイントなんですよね。
JESIMAIK主要モデルの特徴を比較
JESIMAIKには複数のモデルがラインナップされていますが、今回は特に人気の高い3モデルを紹介します。
| 項目 | R16 Pro | H6 | R18 Lite |
|---|---|---|---|
| 価格(定価) | 15,980円 | 約20,000円 | 7,990円 |
| セール価格目安 | 9,999円〜 | 約15,000円〜 | 5,990円〜 |
| Bluetooth | 5.1(デュアルチップ) | 5.1 + QIK Mesh 2.0 | 5.1 |
| 同時通話人数 | 最大6人 | 最大6人(メッシュ) | 2人 |
| 通信距離 | 最大1,500m | 最大1,600m(中継接続) | 最大1,500m |
| 音楽ながら通話 | ◎(対応) | ◎(対応) | ×(非対応) |
| スピーカー | 7mm超薄型 + 40mmドライバー | 7mm超薄型 + 40mmドライバー | 7mm超薄型 + 40mmドライバー |
| 音質調整 | 4モード(デフォルト/低音/ロック/ポップ) | 4モード対応 | 4モード対応 |
| ノイズキャンセル | ENC2.0・DSP・CVC8.0(トリプル) | 7重ノイズキャンセル | 5重ノイズキャンセル |
| マウント方式 | クランプ/粘着式 | マグネット式(1秒脱着) | クランプ/粘着式 |
| バッテリー持続時間 | 通話15時間 / 音楽20時間 | 通話23時間 / 音楽25時間 | 通話25時間 / 音楽25時間 |
| 充電時間 | 約1.5時間 | 約1.5時間 | 約1.5時間 |
| 防水性能 | IP67 | IP67 | IP67 |
| FMラジオ | ◎(対応) | ◎(対応) | ◎(対応) |
| 音楽共有機能 | ◎(対応) | ◎(対応) | ×(非対応) |
| 日本語音声案内 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 技適マーク | ◎(取得済み) | ◎(取得済み) | ◎(取得済み) |
| カラー | ブラック/ホワイト | ブラック | ブラック |
| おすすめの用途 | グループツーリング/音楽も通話も楽しみたい方 | 脱着の簡単さ重視/ロングツーリング | ソロツーリング中心/インカム初心者 |
R16 Pro:最もバランスの取れたフラッグシップモデル
R16 Proは、JESIMAIKのフラッグシップモデルとして位置づけられています。最大の特徴は、世界最先端のQualcommチップをデュアル搭載している点です。
この技術により、従来のインカムでは実現できなかった音楽再生中の同時通話が可能になりました。Bluetooth 5.1に対応することで、接続の安定性が大幅に向上し、「音飛び」や「途切れ」といった問題を解決しています。
価格は16,980円ですが、Amazonなどのセールを利用すれば1万円前後で購入できることもあります。私が調べた限り、この価格帯でデュアルチップ搭載のインカムは他にないんですよね。
H6:マグネット式で脱着が超簡単
H6は2025年6月に発売された最新モデルで、最大の特徴はマグネット式マウントです。強力なマグネットとダブルスプリングのメカニカルロック構造により、1秒で着脱できるんです。
私も実際に試してみましたが、ヘルメットへの取り付け・取り外しが本当にラクで、盗難防止のために毎回取り外す習慣のある方には最適だと感じました。最大通話時間23時間というバッテリー性能も魅力的ですね。
R18 Lite:エントリーモデルの決定版
R18 Liteは、2025年5月に発売された初心者向けのエントリーモデルです。Qualcommの Bluetooth 5.1チップを採用しながら、2人同時通話に対応し、最大6台まで接続可能という十分な性能を持っています。
新商品限定の特別割引価格で5,990円という破格の価格設定で、「初めてインカムを買う」という方にはこれ以上ないコストパフォーマンスです。
実際に使ってみて感じた性能
ここからは、私が実際にJESIMAIK製品を使用して感じたことをお伝えします。
音質は予想以上に良かった
正直、中華製インカムの音質には期待していませんでした。でも、実際に使ってみると「ダイソーイヤホンみたいな音質」を想定していたのが良い意味で裏切られました。
特にR16 Proは40mmダイナミックドライバーを搭載し、4種類の音質調整(デフォルト、低音、ロック、ポップ)が内蔵されているんです。低音もしっかり出ていて、バイクで音楽を聞くだけなら十分すぎる音質でした。
ユーザーレビューでも「FODSPORTS FX7で厳しかったボーカルの耳に刺さるような音や、高音が割れるような事もなく、低音もしっかり出ている」という評価が多数寄せられています。
ノイズキャンセリング技術が優秀
JESIMAIKのインカムに搭載されたトリプルノイズキャンセリング技術(ENC2.0・DSP・CVC8.0)は、市街地の雑音、風切り音、エンジン音など90%以上のノイズを除去します。
私が高速道路を走行中に試した際も、クリアな音声通話が可能でした。実際のユーザーからも「ノイズもかなり抑えられていて快適」「風切り音やノイズもほとんど聞こえないレベル」といった評価が報告されています。
防水性能は本物だった
バイクでの使用において重要な防水性能は、IP67レベルを実現しています。これは「1mの水中に30分間沈めても機器内部に浸水しない」レベルの防水性能です。
私も実際にシャワーで水をぶっかけて、さらにバケツの水に3分間沈めるという過酷なテストをしてみましたが、全く問題ありませんでした。突然の雨や洗車時でも安心して使用できますね。
バッテリー持ちが驚異的
R16 Proは最大15時間の連続使用が可能なバッテリーを搭載しています。ユーザーレビューでは「一日3~4時間、3日間ぐらいは平気」「5時間以上使った後でもバッテリー100%とアナウンス」といった驚異的なバッテリー持続力が報告されているんです。
私自身も日帰りツーリングで丸一日使用しましたが、バッテリー残量を気にする必要はまったくありませんでした。
知っておくべき注意点
もちろん、完璧な製品ではありません。実際に使用してみて気になった点も正直にお伝えします。
他社インカムとの互換性に制限がある
JESIMAIKの最大の弱点は、他社インカムとの接続時に一部機能が制限されることです。特に音量調整については、他社インカムとのユニバーサルインターカム接続時には機能しないケースがあります。
ツーリングの場では、SENA、ミッドランド、B+COMなどの有名メーカーが圧倒的シェアを誇っています。JESIMAIK使用者が少数派になる可能性が高く、他メーカーのインカムの輪に混ぜてもらうシチュエーションが多くなるでしょう。
ミュージックシェアリングは同じメーカー同士のみ
音楽共有機能(ミュージックシェアリング)が機能するのは、JESIMAIK製品同士のペアリングに限られます。他社インカムとの接続では、この機能は使えません。
ただし、友達や夫婦でペアツーリングやタンデムする場合は、JESIMAIK製品で揃えれば問題なく使えます。
デザインの好みが分かれる
JESIMAIKのロゴが光る仕様については、正直好みが分かれるところです。インターカムモードにすると、ロゴが緑青に高速点滅し始めて、かなり目立ちます。
昼間なら太陽光で相殺されあまり目立ちませんが、夜間や薄暗い場所では「エレクトリカルパレード状態」になってしまうんですよね。ただし、ユニバーサルインターカムモードであれば高速点滅しないので、そこまで心配する必要はないかもしれません。
どのモデルを選ぶべき?
私のおすすめは、予算と用途に応じて以下のように選ぶことです。
ソロツーリングが中心で、音楽やナビを聞きながら走りたい方、将来的にグループ通話も使う可能性がある方には、R16 Proが最適です。デュアルチップによる音楽再生中の同時通話機能は、本当に便利なんですよね。
毎回ヘルメットから取り外したい方、充電時の脱着を簡単にしたい方には、H6のマグネット式マウントが圧倒的に便利です。盗難防止のために持ち歩く習慣のある方にも最適ですね。
初めてインカムを購入する方、とりあえず試してみたい方には、R18 Liteが最高のコストパフォーマンスを発揮します。6,000円前後でインカムデビューできるのは本当に魅力的です。
バイクLove2の総合評価
20年以上のバイク歴を持つ私としては、JESIMAIKのインカムは「コスパ重視なら間違いなく買い」だと断言できます。
確かに、SENA、ミッドランド、B+COMといった大手メーカーと比べれば、ブランド力や他社製品との互換性では劣る部分があります。でも、価格と性能のバランスを考えると、JESIMAIKは非常に魅力的な選択肢なんですよね。
特に以下のような方には、自信を持っておすすめできます。
インカムにあまりコストをかけたくないけど、基本性能はしっかりしたものが欲しい方、ソロツーリングが中心で、音楽やナビを楽しみたい方、初めてのインカムとして試してみたい方、友達や家族とペアでJESIMAIK製品を揃えられる方には最適です。
逆に、大人数でのマスツーリングが多く、参加者が様々なメーカーのインカムを使用している環境の方には、素直に大手メーカーを選んだ方が無難かもしれません。
私自身、愛知県内のツーリング仲間とのツーリングでは、まだまだSENAやミッドランドが主流です。でも、ソロツーリングや少人数のツーリングでは、JESIMAIKで十分すぎるパフォーマンスを発揮してくれると実感しています。
まとめ
JESIMAIKのインカムは、「中華製インカムが本気を出した」と言える製品です。技適マーク取得済みの安心感、IP67防水性能、トリプルノイズキャンセリング、長時間バッテリー、そして何より圧倒的なコストパフォーマンス。
R16 Pro、H6、R18 Liteのいずれも、それぞれの価格帯で最高クラスの性能を持っています。Amazon評価4.4星、972件のレビューという数字が、その実力を物語っています。
バイク用インカムの購入を検討している方は、ぜひJESIMAIKも選択肢に入れてみてください。特にAmazonのセール期間を狙えば、さらにお得に購入できますよ。
私はこれからも、コストパフォーマンスに優れたバイク用品を紹介していきますので、ぜひ「バイク好きおやじのバイクブログ」をチェックしてくださいね。
皆さんのツーリングライフがより充実したものになることを願っています。それでは、安全運転で楽しいバイクライフを!





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