こんにちは、バイクLove2です。バイク歴20年以上の私が、今回はミシュランのROAD 6とROAD 6 GTの違いについて、徹底的にレビューしていきます。「自分のバイクにはどっちが合ってるの?」「GTって本当に必要なの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。私も愛知県内のツーリング仲間からよく相談されるのですが、この2つのタイヤ、実は想像以上に違いがあるんです。
ROAD 6とROAD 6 GTの主な違い
ミシュランのROAD 6とROAD 6 GTは、基本性能は共通していますが、重要な違いがいくつかあります。まず結論から言うと、ソロライディングメインならROAD 6、タンデムや荷物積載が多いならROAD 6 GTというのが基本的な選び方です。
では、具体的にどう違うのか、表にまとめてみました。
| 項目 | ROAD 6 | ROAD 6 GT |
|---|---|---|
| 内部構造 | 標準的な構造 | リアにポリエステルプライ1枚追加 |
| 想定用途 | ソロライディング中心 | タンデム・荷物積載が多い |
| ハンドリング | 軽快でヒラヒラとリーン | にゅーんと安定してバンク |
| 対応車種 | 幅広い中~大排気量バイク | CB1300、ZRX1200、FJR1300、BMW Rシリーズなど重量車 |
| 価格帯 | 標準価格 | やや高め(フロント26,500円、リア39,000~40,000円程度) |
この表を見ていただくと分かる通り、ROAD 6 GTは重量車やタンデム・荷物積載を想定した専用設計になっています。価格差はありますが、その分、安定性と剛性が大幅に向上しているんです。
ROAD 6とROAD 6 GTの違いを徹底解説
内部構造の違いが生み出す剛性差
ROAD 6とROAD 6 GTの最も大きな違いは、リアタイヤの内部構造にあります。ROAD 6 GTは、リアタイヤにポリエステルプライを1枚追加することで、剛性を大幅に向上させています。これによって、重い荷物を積んだり、タンデム走行したりする際にも、タイヤが変形しにくくなり、安定した走行が可能になるんです。
私自身も過去に重量車でROAD 5(前モデル)を使っていた時期がありましたが、タンデムツーリングでは「フロントが潰れすぎる感覚」や「立ち上がりでリアがヌルヌル滑る感覚」に不安を感じたことがあります。ROAD 6 GTはこの問題を解決するために開発されたモデルなんですね。
ハンドリング特性の決定的な違い
ハンドリングの違いは、実際に乗ってみると明確に分かります。ROAD 6は「フロントが軽く、ヒラヒラとリーンする」という表現がぴったりで、スポーティで軽快なハンドリングが楽しめます。一方、ROAD 6 GTは「スパッと寝るというよりにゅーんと安定してバンク」という独特の接地感があり、どっしりとした安定感を重視した特性になっています。
テストライダーのレビューでは、ROAD 6を装着したCB1300(車重272kg)で「車体の重量感が5%(約10kg)軽くなったような感覚」という評価がありました。これは高速道路でのレーンチェンジなどで特に実感できるポイントです。
対応車種と使用シーンの違い
| 使用シーン | ROAD 6 | ROAD 6 GT |
|---|---|---|
| ソロツーリング | ◎ 最適 | ○ 問題なし |
| タンデムツーリング | △ 軽量車なら可 | ◎ 最適 |
| 荷物積載 | △ 少量なら可 | ◎ 最適 |
| ワインディング | ◎ 軽快 | ○ 安定感重視 |
| 高速道路 | ○ 問題なし | ◎ より安定 |
ROAD 6は中排気量から大排気量まで幅広く対応できる汎用性の高さが魅力です。MT-07のような軽量なバイクでも、CB1300のような重量車でも、基本的には問題なく使えます。ただし、重量車でタンデムや荷物積載が多い場合は、やはりROAD 6 GTの方が安心です。
ROAD 6についてのユーザーの口コミ
実際にROAD 6を使っているライダーの声を集めてみました。購入を検討している方の参考になればと思います。
悪い口コミ
・走り始めはタイヤが温まるまで時間がかかり、最初の数周はペースを上げられない感覚がある
・重量車(CB1300クラス)でタンデムすると、フロントが潰れすぎる感覚がある
この2つの悪い口コミについてですが、1つ目の「温まるまで時間がかかる」という点は、実はROAD 6では大幅に改善されているとテストライダーのレビューにあります。100%シリカ配合コンパウンドの採用により、低温からのグリップ力が向上しているんです。
2つ目の「重量車でタンデム時にフロントが潰れる」という点は、まさにROAD 6 GTが解決するために開発された問題です。ソロライディングメインの方であれば、ROAD 6で十分快適に走れます。
良い口コミ
・フロントが軽く、ヒラヒラとリーンするので、ワインディングが本当に楽しい
・ウェット路面での制動距離が明らかに短くなった。雨の日でも安心感がある
・バンク時の接地感が増して、コーナーで不安を感じることがなくなった
・前作ROAD 5から乗り換えたが、初期旋回がスムーズになり、スポーティなツーリングが楽しめる
・タイヤライフが10%向上しているので、経済的にも助かる
・走り出しからフレンドリーで、すぐにタイヤが温まる感覚がある
・高速道路でのレーンチェンジが軽くなり、疲労が減った
ROAD 6の最大の魅力は、軽快なハンドリングとウェット性能の高さです。前作ROAD 5から15%もウェットグリップ性能が向上しているので、雨の日のツーリングでも安心して走れます。私も愛知県内の山道をよく走りますが、突然の雨でも不安を感じないタイヤは本当に心強いですね。
ROAD 6 GTについてのユーザーの口コミ
続いて、ROAD 6 GTのユーザーレビューを見ていきましょう。重量車オーナーの方には特に参考になると思います。
悪い口コミ
・ROAD 6と比較すると、価格がやや高め
・軽量バイクではROAD 6の方が軽快に感じるかもしれない
この2つの悪い口コミについてフォローしますと、1つ目の価格については、リアタイヤにポリエステルプライを1枚追加している分、コストがかかるのは仕方ない部分です。ただ、タンデムや荷物積載時の安定性を考えると、安全面への投資として十分価値があると私は考えています。
2つ目の「軽量バイクではROAD 6の方が良い」という点は、その通りだと思います。MT-07やCB650Rのような軽量~中量級のバイクであれば、ROAD 6の軽快さの方がマッチします。ROAD 6 GTは、あくまで重量車やタンデム・荷物積載が多いライダー向けの選択肢です。
良い口コミ
・スパッと寝るというよりにゅーんと安定してバンクする感覚が心地よい
・フロントの潰れ感が改善され、正確なライン取りができるようになった
・立ち上がりでリアがヌルヌル滑る感覚がなくなり、安心してアクセルを開けられる
・重量車(CB1300、BMW R1250RTなど)でも軽快に走れる
・タンデムツーリングでも安定感があり、パートナーも安心してくれる
・荷物を積んでも、ハンドリングが重くならない
・高速道路でのレーンチェンジが楽になった
・ウェット性能が高く、雨の日のタンデムでも不安がない
ROAD 6 GTの最大の魅力は、重量車やタンデム時の圧倒的な安定感です。テストライダーのレビューでも「ステップを擦るくらい楽しくコーナーを走れた」という評価があり、重量車でもしっかりとコーナーを攻められるハンドリング性能が確認されています。
バイクLove2の結論:私ならこう選ぶ
さて、ここまでROAD 6とROAD 6 GTの違いや口コミを見てきましたが、私なりの結論をお伝えします。
私自身がもしこれからタイヤを選ぶとしたら、走り方によって明確に使い分けます。
ソロツーリングがメインで、ワインディングを軽快に走りたいなら、迷わずROAD 6を選びます。フロントが軽く、ヒラヒラとリーンする感覚は、バイクとの一体感を高めてくれるからです。私のような40代ライダーにとって、軽快なハンドリングは疲労軽減にもつながります。
一方、タンデムツーリングが多かったり、キャンプ道具を満載して長距離ツーリングに出かけることが多いなら、絶対にROAD 6 GTを選びます。安全性と安定性は何よりも優先すべきですし、パートナーや家族を乗せるなら、なおさらです。
私の愛知県内のツーリング仲間でも、CB1300やBMW R1250GSに乗っているベテランライダーたちは、ROAD 6 GTを絶賛しています。特に「にゅーんと安定してバンク」という独特の接地感は、一度体験すると病みつきになるそうです。
また、両モデル共通の強みとして、ウェット性能の高さは見逃せません。前作ROAD 5から15%もウェットグリップ性能が向上しているので、雨の日のツーリングでも制動距離が短くなり、安心感が全然違います。愛知県は梅雨や台風シーズンに雨が多いので、この性能は本当にありがたいです。
タイヤライフも10%向上しているので、経済的にも優れています。私はこれまでさまざまなタイヤを試してきましたが、性能と耐久性のバランスがここまで良いタイヤは珍しいと感じています。
もし迷っているなら、自分の走り方を振り返ってみてください。年間を通じてタンデムや荷物積載をする機会が多いなら、多少価格が高くてもROAD 6 GTを選ぶべきです。逆に、ソロツーリングがメインで、軽快なハンドリングを楽しみたいなら、ROAD 6で十分満足できます。
どちらを選んでも、ミシュランの20年以上にわたる技術の蓄積が詰まった高性能タイヤであることに変わりはありません。あなたのバイクライフがより安全で、より楽しくなることを願っています。
まとめ
ミシュランのROAD 6とROAD 6 GTは、基本性能は共通していますが、使用シーンによって明確に使い分けるべきタイヤです。
・ROAD 6:ソロライディング中心、軽快なハンドリングを楽しみたい方向け
・ROAD 6 GT:タンデムや荷物積載が多い、重量車オーナー向け
どちらも前作ROAD 5から大幅に性能向上しており、特にウェットグリップ性能15%向上、耐摩耗性能10%向上、高速安定性5%向上という数字は、実際の走行でもはっきりと体感できます。
あなたの走り方に合ったタイヤを選んで、安全で楽しいバイクライフを送ってくださいね!






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